水草

 究極の身内ネタ

駆けはやぶさひと大和

 円盤は無事に出るらしい、恐らくそういえば会場のアナウンスで知ったが"駆け”の発音がずっと自分が言ってたのと違った。

 

 

 この”もののふシリーズ"本当に好きで一番好きなのはもふ虎、好きな役者さんが多くでてるのがつむ鴨、って感じだったけど、なにより新選組が好きだからかけ隼はほんと楽しかった。初見なのに始まった瞬間から泣く舞台そうそうないよね

 羽織見た瞬間に、"白き虎達の憧れた狼だ…"って感無量みたいな。とうとうこの人達を見届けるぞ、みたいな。憧れの背中がまたいいタイミングで流れるんだよーー。

 憧れの背中といえば、歌い出しの”今年もこの川辺には、白い桜が咲いている”がはっきりと意味のあるものになりましたね。今回明治のシーンでは桜の木があります。ちなみに土方の墓前です。

駆けはやは1回しか見に行けなかったので自分のツイッター見ながら適当にまとめる。

まず今回観ながらずっと"土方さんがめちゃめちゃ人間だ!!"ってなって、いやこれまでも意外と人間くさいとこあるんやでシーンはあったんだけど、それ吹き飛ばすくらいに人間でした(観劇後のTwitterより)

  そう、土方さん、人間なんだ。今回。これは新撰組を扱った作品にはほとんど言えるが"近藤勇の居る土方”と”いない土方”ってぜんっぜん違う。1,2作目で私達が見てきたのは”板橋(流山)を経験した土方”なんだなって改めて感じた。もののふの土方は、板橋を経験するとこうなるのか、と。新選組の頃の土方さんめちゃめちゃ無邪気に笑うやん……。

 それと、序盤ではっと"この人和装だな?!当たり前か!"って気が付いて、2部後半洋装になった彼が暗いままの客席を通って登場するのを気配で感じて「あぁ土方さんが洋装に"戻った"」と思ったの。でもその後「洋服に変わったんですね!」って隊士に言われてて、いやそうだよね、戻ったんじゃないわ、と。だからこそ、もふ虎でもかけ隼でもあった、最後の最後にまた羽織を羽織って出陣する事の意味がまた大きくなるんだな……
もふ虎の方はあれ東京公演の途中から増えた演出だったけど、今ここで繋がったのめちゃめちゃ感動する。

 沖田の話をしなければ。私は若干新撰組のオタクみたいな側面もあるので、次元を問わずあらゆる人達の手で現世に呼び起こされた数多くの"沖田総司"を見てきたつもりなんだけど、もののふ沖田はひょろ長いタイプの沖田です。あと刀自体えらい長くなかった?身長に合わせたらそうなるのか、"流れるように人を斬る"のを見せるために長めなのか。そもそも沖田本人が長めの刀使ってた説云々って聞いた気もするんだけどソース見つけられなかった。

 色んなところに溢れている各創作物で目が眩みがちだが、"近藤の最期を知らない沖田"は史実の沖田なので、分かってはいたけどもうあの障子開いて「近藤さんはどうしてますか?」の時つらくてつらくて、中島くんも動揺し過ぎな気がしたので、もしかしたら気が付いてた説もありだと私は思うよ。あーでもその後の鉄とのシーン的に無いかな…

 

 過去2作懐古話をすると、斎藤さんの口から"中村半次郎"って出ただけでテンションめちゃ上がったし、新選組下っ端?組集められた時に並んだあの着物の色合い完全に黎明期の白虎隊ちゃん達に重なって泣いた。愛しい。白き虎達ほんと愛しい。それ以外でも"酒の飲み方"とか"名前覚えてもらう"とかソワっとなるセリフ多いよねぇ。特に”名前覚えて貰う”。そうか、土方に名前覚えてもらおうとしてるの、君たちだったか!!って。

 鉄ちゃんといえば、OPでは土方さんから刀を託されるシーンがあったのに本編で無かったね?ちょっと楽しみにしてたのに…史実でもこのエピソードがほんとに好きなんだよ~。鉄ちゃんは初期の腰の引けた殺陣の"あからさまな弱そう感"が良いです。今作の愛しい枠。ちなみにもふ虎では保鉄。

 上手いことまとめられなかったから早く円盤みたい。出る……んだよね????