ピカレスク◆セブン
あ、なんかすごいものを見たぞ、感がして初日後見終わってすぐ他に行ける日のチケット探しまくった。
あ え て い お う
— 井俣太良 Taira Imata (@TAIRANT1975) 2018年1月17日
『ピカレスクセブン』は観るものじゃなくて〝 浴 び る も の ″
熱量・気迫・気愛の一斉掃射のアトラクション!💥ラストはあなたの胸を撃ち抜きます🎯是非劇場で体感しにいらしてください!🌈
大丈夫!席 は ま だ あ る !👍✨#ピカレスクセブン #少年社中 pic.twitter.com/ZdrZGAQ0UF
OPがめちゃめちゃかっこいい&圧巻のアクションで本当に浴びるような舞台。
少年社中さんの舞台だと他にパラノイアサーカスとか大好き。ピカ7はこれまでの社中作品の気配を感じられる箇所や、お決まり特撮ネタはもちろん、そして今回はシェイクスピアの作品を彷彿とさせる所がたくさんある。
キャスト一覧見てたら秋人くんとか鯛ちゃんとかもいて久々に見れるなぁってわくわくした。鯛ちゃんなんかは刀ステ本能寺ぶりでしたが。今年は薄ミュでも見れるしまた刀ステでも見れるしで盛りだくさんだ。
秋人くんの好きなシーンは”餅、食べることにした”かな。座して食らうのも楽じゃない。鯛ちゃんは船長とのコンビ感が良かった。ネバーランドに帰りたい!!が可愛い。船長はジャックの保護者だったしあの話の中ではかなり良心的ポジションだったのでは。あと腕がぽーーんするところが痛い。
そういえば初日前に井俣さん勝吾くん秋人くんで対談してるネットの記事見かけたんだけどどっかいっちゃった。
自分のツイート見返してたら、初日後すぐに「愛してるって言いあいながら殺し合ってんのがツボすぎる」みたいな呟きしててそこかよーーってなったがあのシーン本当に好きです。全編通して一番好きなセリフはジャックが死ぬ瞬間の「地獄で待ってる」
これ皆美ちゃんが大楽後のブログのくくり文句に使ってて”分かってるなぁ!!!!!”ってなりました。
佃井皆美 「【ピカレスク◆セブン】全公演終了しました!!!」ブログを更新しました。
— 佃井 皆美 (@minami373minami) 2018年1月28日
⇒ https://t.co/nIQp4P8Vss
マクベスとジャックは地獄で会えたのかな…この2ショ好きです。「俺を愛せ!!!俺を愛してくれ!!!」って泣き叫んでたマクベスがラストの戦いでジャックに「お前を愛してる」って言われた時「俺を愛するな!俺は極悪人だ!!」って拒絶するのがなんとも言えんです。この時二人は殺し合ってるってのもポイント。そして「地獄で待ってる」へ続く。
今回”全員極悪人!”みたいなキャッチコピーで、登場人物にそうりだいじんだのぬらりひょんだのが居たのが最初”?”だったけど、そうりだいじんは戦争が始まった直後の日本から来たというのが最後の方に判明したのでこれが彼の極悪人たる一要素でもあるのかな。あくまで一要素ですよ。なぜならピカレスク◆セブンでいう”極悪人”とは、必ずしも分かりやすく悪に染まっている人のことでは無いから。
みんな悪人でみんな善人の要素を持っている。OPのマクベス「貫け、貫くんだ!!」じゃないけど、自分を貫いた結果が”例え極悪人と呼ばれようが、俺は、俺を、貫く”んだと。要所要所やラストの群ゼリで出てくる”黒く染まれ”から始まるセリフは今見返すとあからさまにその事を言っているじゃないかと気がついた。
己の意志のままに自由に生きてやるのだ、というのはきっと劇団少年社中としてのメッセージでもあったのだと思う。20周年イヤー最初の公演だしね。だからヌルハチ(井俣さん)が一人でこのセリフを言うシーンがあったんじゃないかな。
真っ黒な衣装を身に纏い呼吸をするように人を殺してみせたマクベス、真っ白な衣装を纏い”みんなを幸せにしたい”"笑顔にしたい”と言ったイエミツが、黒く染まり白を貫く話。
黒く染まれ、苦しいのなら黒く染まれ
生きること死ぬこと
己を偽って生きるのなら同じ
生きながら死んでも意味が無い
死にながら生きても意味が無い
ならば、黒く染まろう
例え極悪人と呼ばれようが俺は、俺を、貫く
綺麗は穢い、穢いは綺麗
否
綺麗は綺麗、穢いは穢い
神々の黄昏、ラグナロクの始まりでやんす!!!